●調和
会社は社会から求められる役割を果たすことによって生かされているもので、存続できるのは、その役割を継続的に果たすことによってのみ可能となります。
その役割は、時代の流れとともに変化していきます。その時流に適応し、柔軟な発想、自らを変えていく勇気、機動力を持った会社を目指します。
そして、社会から求められる役割とは、お得意先、ユーザー様から信頼される商品をご提供し、信頼される社員となることだと考えます。あじかんは食品メーカーとしてどの会社よりも信頼されることを目指し、ユーザー様との共存共栄に取り組んでまいります。
また、会社の仕事を担っているのは人であり、従業員が仕事を通じて職業人として、また、人間としても成長し、それが会社の発展の原動力となるような職場でなければなりません。そして、その発展とともに従業員の生活が豊かになり、生き甲斐、働き甲斐を感じることのできる職場をつくっていきます。
●創造
創造とは、新しい「価値」を自分の力で新たに作り出すことです。食品メーカーとして最良の食品を自ら開発し、販売する会社を目指します。最良とは、最もユーザー様からの支持があること、即ち、最もよく売れ、競争力があることだと考えます。そのためには、商品開発力においてどこよりも優れた会社を目指さなければなりません。
また、会社が存続するための基本的な条件はコスト競争力であり、それは、システムの適否によって決まります。最も合理的で効率の良いシステムを自らの力で開発していく能力をもった会社となり、会社全体としてコスト競争力を備え、他社に優先していかなければなりません。
そして、それら創造する能力を発揮することで、会社の付加価値をより大きなものにしてまいりたいと思います。 |
|
 |
 |
 |
●革新
革新とは、従来の発想、仕組みにとらわれず、新しい次元で問題に取り組んでいくことだと考えます。従来の延長線上での問題解決は改良であり、改良の域を超えて問題を解決することが革新です。
過去にとらわれることなく、将来を見据え、常に新しいものに挑戦する。そして、それが当然という社内の風土を作ることが必要です。
会社全体に革新の風土をつくると共に、我々一人ひとりが自分の職業人としての、また、人間としての成長をはかっていかなければなりません。そして、それは日々の積み上げであるとともに、将来に対して自分をよりよく変えていく自己革新によって実現されます。
変化の速度を増すことが予想される我々の将来に対して、調和と想像の実をあげていくために革新、つまり、技術の革新、システムの革新、人間の革新を続けていかなければなりません。
|
以上の経営理念を経営陣はもちろん、従業員一人ひとりにも日頃から良く理解するよう指導しております。経営理念といっても難しい内容ではなく、社会の一員として当然為すべきことを並べております。そして、それを仕事の上での価値判断の基準とすることを徹底しております。
しかしながら、組織で働く以上、自分の考えを抑え、会社や上司の意志に従わなければならないことも多いでしょう。「それはできません」と言いたくとも、言ってしまえば自分の立場が悪くなる。「会社のためだから」と本心では納得のいかない判断や行動を正当化している。大半の人がそうではないでしょうか。あじかんでもそのような雰囲気がないとはいえません。
しかし、それを続けていると、会社が良識を欠いた方向に進みかけたとき、誰もそれを止めることができず、近年明るみに出た企業不祥事のような事態に陥ってしまいます。
そのような状況にならないためにも、社員一人ひとりが本来持っている良識を充分に発揮できる組織環境を整備していくことが会社としての責任だと考えています。 |
|