トマトはナス科の植物で、俳句などでは 夏の季語として「蕃茄<ばんか>」 (異国のナスの意)の字があてられます。
原産地は南米のペルー、エクアドル付近で、 16世紀にヨーロッパへ。 当初は鑑賞用でしたが、19世紀になってから、 イタリアを中心に食用としての
品種改良がなされました。 日本へは江戸時代初期に伝来したとされますが、 一般に広まったのは明治の終わりから 大正の初めにかけてです。
市販の品種には大きく分けて赤色系、 桃色系があります。
赤色系は皮が厚く、酸味と香りが濃厚。 主にジュースやトマトピューレ、 ケチャップなどに加工されます。
桃色系は皮が薄く、甘みがあり、 トマト独持の香りも弱いのが特長。 日本人の好みに合うため、人気が高まりました。
サラダなどで生食されるのは、 ほとんどがこの桃色系トマト。 特に「桃太郎」などの品種が有名です。
栽培法はビニールハウスなどによる 「雨よけ栽培」が主流。 もともと雨の少ないアンデス高地が ふるさとだけに、水分は少ない方が
いいのです。 逆に水を与え過ぎると、 味が薄くなってしまいます。 時に表面に細かなウブ毛のあるものを 見かけることがありますが、 これは大気中の水分を得ようとするためのもの。
水の少ない環境で育てられた証拠で、 トマト本来の姿に近く、味も良いようです。
今では、ほぼ一年中出回っていますが、 旬はやはり夏。 爽やかな酸味が、食欲をそそり、 消化を助けてくれます。
そんな旬の今こそ、生の完熟トマトを使った 新しい味にチャレンジしてみては いかがでしょうか。
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湯むきして適当に切ったトマトを オリーブオイルとバルサミコ酢、
ひとつまみのニンニク(みじん切り)、 塩、コショウで味つけておき、 ゆでてすぐに氷水で冷やしたスパゲッティと 和えれば、冷たくて口あたりのいい夏向きの
パスタになります。
また、皮をむいて適度につぶし、 蜂蜜をかけて冷蔵庫で冷やしておくと、 さっぱりとしたデザートに。 甘酸っぱい清涼感が夏の暑さを
忘れさせてくれ、夏バテ予防にも最適です。
買うときには、見た目より持った時の感触が どっしりと重いものを選びましょう。 ギュッと味の濃い、トマトならではの
美味しさに出合えます。

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価格 |
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トマト
3L玉15個:2,400円
L玉12個:1,200円ほか
<送料別・税込み>
※発送は6月中旬までとなります。
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連絡先 |
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〒651-2267
神戸市西区平野町西戸田213
山口さんの横綱トマト
(078)961-3246
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トマト(ナス科)
100gあたりのカロリーは約16kcal。ビタミンAやC、ミネラルを比較的多く含むヘルシーな野菜です。酸味の主成分はクエン酸で、果実の赤い色はリコピン。だいだい色はカロチンによるもの。ガン予防にも効果があるといわれています。
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