株式会社 神崎フード


特産の米と野菜を活用!
HACCP認定で飛躍する
兵庫の第3セクター企業。
代表取締役 社長
足立 理秋 氏

農業と森林の町が手がけた食の世界




美味しさと安心への徹底的なこだわり

 日本の原風景ともいえる静かな田園。吹き渡る爽やかな風。屏風のような急峻な山々が四方を囲む盆地の町、兵庫県神崎町は播但地方有数の米どころだ。
 米穀類の炊飯加工・販売を柱とする(株)神崎フードは、平成10年10月に神崎町と兵庫県経済連、大手商社等の出資で誕生した第3セクター企業。神崎町の足立理秋町長が社長を務めている。
「神崎町は農業と林業の町。その農業を活性化するため、当地で穫れる米や野菜を使った新しいビジネスを興そうというのが設立のきっかけです。炊飯加工・販売の形をとったのは、米にも付加価値が必要と考えたから。今からはもう、米ではなく ”ご飯を売る時代 “だと思います」(足立社長)
 商品構成は弁当60%、寿司・おにぎり30%、寿司用シャリ10%。納入先は近畿一円および中・四国の量販店が中心だ。

”美味しさと安心をお届けする “この基本方針の一つとして整備された生産設備も特筆ものだ。炊飯には最新のIHシステム※1を導入。職人技の薪炊きの味を可能とした同システムは、空気を介さず直接鍋を熱するため、工場内温度を一定に維持でき、衛生的にも作業的にも理想的な環境を実現している。また、従業員の健康状態や身だしなみのチェックを始め、各工程の減菌化、搬送用トレー・カゴ類の徹底洗浄に至るまで、HACCP方式※2を導入。平成11年6月には社団法人日本炊飯協会から認定番号第1号のHACCP認定を受けた。
「今後は弁当類の品揃えの充実に加え、本州一の生産量を誇るユズやアユ、アマゴ等の特産品を使った関連商品も積極的に開発していきたい」と足立社長。HACCPにより一層向上した信用力をバックに、福知山や丹後などの日本海方面、さらに淡路島方面へも販路を拡大。2000年には年商10億円を達成する構えだ。
 最後にあじかんへのご要望をお聞きした。「当社が玉子を加工しないのは、衛生管理が大変難しいからです。その点、あじかんさんは品質はもちろん、安全性においても抜群の信頼性があり、安心してお任せできます。要望としては、よりダシの効いた手作り風玉子焼のバリエーションを増やしていただければと思います」

※1 IH  誘導加熱器
※2 HACCP  危害分析・重要管理点管理方式
 

企業DATA

所 在 地

兵庫県神崎町粟賀町430

設 立

平成10年10月

社 長

足立理秋

資 本 金

5,000 万円

売 上 高

4億円(平成11年9月期見込み)

従業員数

50名

事業内容

各種弁当・寿司・おにぎり
・かやくご飯の製造・販売

恵まれた素材をより美味しく

 使用する素材は肉・玉子を除いて、すべて神崎産。「安心して食べられる商品をお届けしたい」との思いから、低農薬の米・野菜を使用し、調理においても添加物はほとんど加えていない。
 味へのこだわりは徹底している。美味しいと評判のごはんは、寒暖の差が大きい盆地から生まれる神崎米(品種:コシヒカリ、どんとこい)。その米を、神崎の清冽な地下水を使って炊き上げる。
「米はその土地の水で炊くのが一番です。相性がいいといいますか、実に美味しくなるのです」。ニンジンなどの野菜類も、色と風味を際立たせるため、朝採りのものを皮むきなどの一次加工から手がけている。より美味しく栄養価の高い作物を求め、土づくりから研究する念の入れようだ。こうした真摯な姿勢が支持され、売上げは順調に伸長。設立1年に満たない現在でも、すでに月商4000万円を確保している。
 あじかんとのお取引きは設立当初から。あじかんが岡山県にある同業種の第3セクターに製品を納めている実績を評価していただき、お付き合いが始まった。あじかんは現在、玉子焼類を始め、中具など数多くの商品を納入している。


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