目には青葉 山ほととぎす 初がつお 素堂(※)
新緑の頃、南の海から黒潮に乗って高知や房総の沖合いに北上してくる鰹。夏を告げるこの上り鰹を「初鰹」といい、昔の江戸っ子は「ニ、三両の大金(現在の約7〜11万円)を払っても惜しくない」と、先を競って賞味しました。「堅い魚」と書く由来は干したり火を通すと身が堅くなるからとか。合戦に臨む武将の船に鰹が飛び込み、大勝したとの逸話から「勝つ魚」とも当て字され、古来、縁起の良い魚と尊ばれています。
良質なタンパク質に富み、ビタミンやミネラルも豊富。心臓病等の生活習慣病や夏バテの予防、美容美肌、ボケ防止に効果があります。特に血合いの部分に栄養素がたっぷり含まれています。
上り鰹の旬は5〜7月頃。モチっとした食感と、じんわり広がる旨味が特徴です。 |
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一方、北から南へ回帰してくる9〜11月の下り鰹(戻り鰹)はトロっぽい味が楽しめます。食べ方は刺身やたたき、海鮮サラダ、茶漬けといった生食が主。切り身をバターでソテーにし、レモン&マスタードソース等でいただく洋風料理もおすすめです。買う時は血合いの色が黒ずんでいないものを選び、できるだけ早めに食べましょう。
(※)山口素堂(やまぐちそどう)。江戸時代前期の俳人。 |
| カツオ(サバ科) |
疲労に効くビタミンB12の含有量は魚肉で一番。
血圧を正常に保ち悪玉コレステロールを抑えるタウリンも豊富です。 |
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