【ジャガイモ】
 料理を選ばない万能の美味しさ
 ゴロンとまぁるい秋の人気者
 ジャガイモの故郷は、遠く南米アンデス山脈の数千m級の高地だと言われています。 日本には17世紀、ジャカルタ(インドネシア)に居たオランダ人によって紹介されました。名前の「ジャガ」も「ジャガタラ芋」に由来します。タネ芋の太茎から10本程度の細茎が伸び、その先に成る芋が馬の首に付ける鈴のように見えるので馬鈴薯(ばれいしょ)とも呼びます。
 ポテトチップ他の加工用も含めて多くの品種があり、一般には「男爵」「メークイン」「アイノアカ」「キタアカリ」等がおなじみです。栄養分はどれもほぼ同じで、免疫力を高めるビタミンCはリンゴの10倍。糖をエネルギーとして燃やすビタミンB1、高血圧を防ぐカリウムも豊富です。
 旬は春秋の2回。秋ものは8月下旬から晩秋まで楽しめます。和洋中、どの料理にも合いますが、品種で得意ワザが違うので覚えておきましょう。
男爵/キタアカリ…煮くずれするホクホク系。粉ふきイモ・マッシュポテト・サラダ・コロッケ等に。

メークイン/アイノアカ…煮くずれしにくいネットリ系。カレー・シチュー・肉じゃが・おでん等の煮込み料理、炒め物、和え物に。

 購入後はデンプン質が変化するので、冷蔵庫以外の暗室に保存します。

ジャガイモ(ナス科)
既述の栄養素の他、アレルギー症や糖尿病を防ぐビタミンB6、アミノ酸を作る葉酸、腸を整える食物繊維もたっぷりです。

読者の皆さまがお寄せくださった
「うましものレシピ」をご紹介します!
広島市 土井理恵 様
一人暮らしの学生時代に、よく作っていたグラタンです。ジャガイモがシャキシャキして美味しい!と、友人からも大好評でした。当時はお金がなく、具はジャガイモだけ、というときが大半でしたが、それでも十分満足できました(笑)。

■材料(4人分)(直径10cm位の型)※写真は1人分
ジャガイモ
(5mm角の拍子切り)
4個
ムキエビ 200g
マイタケ(細かくさく) 1パック
シメジ 1パック
玉ネギ(薄切り) 1/2個
ニンニク(みじん切り) 1片
とろけるチーズ 30g
塩・コショウ 各少々
バター 適量
小さじ1/2
生クリーム 200cc
卵黄 2個分
パセリ(みじん切り) 適量
しゃきしゃきポテトとエビのグラタン


■作り方
1. フライパンに油を熱してニンニクを炒め、香りがでたらエビと玉ネギを加え、しんなりしたら塩・コショウをする。
2. Aを混ぜ合わせる。
3. グラタン皿にバターを塗り、1. とジャガイモ、キノコ類を合わせたものを入れる。
2. を流し入れて上にチーズをのせて、200度のオーブンで約20分くらい焼く。
4. 3. にパセリのみじん切りを散らす。

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