「効果」表示もOK!
注目の栄養機能食品
手軽さと省コストで人気
「無洗米」の需要が拡大
 厚生労働省が「保健機能食品制度」を設けて約5ヵ月。特定保健用食品と両輪で位置付けられる「栄養機能食品」が早くも市場を築きつつある。錠剤やカプセルに複数のビタミン類を配合した、いわゆる「マルチビタミン」を中心に、飲料やビスケット等、新商品が続々と登場。普及が進めば、さらに多様な業種による市場形成が予想される。栄養機能食品は規格基準を満たせば、どんなタイプの食品でも、国への届け出不要で表示が可能。容器等に健康効果をうたうことも認められるだけに、寿司や弁当、惣菜といった中食産業にとっても大チャンスだ。
 「無洗米」の需要が急激に伸びている。出荷量は平成12年度が約25万、13年度約35万と、1.4倍の伸び。首都圏では米の全取り扱い量の4割を占め、関西でも無洗米しか販売しない小売店が出てきている状況だ。「ヌカがなく洗う必要がない」
 「とぎ汁が出ないので環境に優しい」が人気の理由だが、中でも外食・中食産業が着目。普通米より5kgにつき200円前後高いものの、水道代や人件費が削減できると、多くが採用している。「調理をより手軽に」のニーズは末端消費者だけでなく、食を提供するプロにも拡がっているようだ。
バーコードはもう古い!?
次世代型情報システム
ケータイ時代の宣伝
「声のチラシ」
 今やおなじみのバーコードだが、そのうち消える日が来るかもしれない。盛り込める情報量に限りがあるためで、それに取って代わるのがバーコードの50〜100倍の情報容量を持つ「RFID」や「二次元コード」。とくにICチップを内蔵し、情報を電波でやり取りするRFIDは買い物カゴの商品を逐一スキャンする必要がなく、全商品を即座に読み取り可能。電子マネー等との連動で、客もレジでの支払の手間がなくなる。さらに冷蔵庫の情報化が進めば、庫内を確認しなくても賞味期限等の情報がパネルで確認できる。まだ実験段階だが、世の中がまた大きく変わろうとしている。
 iモードとボイスメールを融合した新手の広告サービスが話題を呼んでいる。仕組みは簡単。消費者がiモード専用サイト内の「声のチラシ」メニューに接続。飲食店や小売店が専用電話で吹き込んだ新商品情報や安売り情報を聞く、というものだ。パソコン不要で、ホームページ作成のような技術的な難しさも皆無。「ケータイ」「メール」が常識の今、なかなか効果的と思われるが、いかが?
天然塩で食べよう!
回転寿司の新しい形
 
 醤油ではなく「天然塩」で食べる回転寿司が登場した。回転寿司チェーンの大手が東北・札幌地区で始めたもので反響は上々だ。対象のネタは塩と出会うことで素材の甘みと旨みが増す、ウニや煮ウナギ、エンガワ、貝類等。専用の皿に乗せて回し、それとわかるように工夫している。「塩で食べる」は味へのこだわりを感じさせ、差別化にもなるはず。メニュー開発の良いヒントになりそうだ。
 

と・れ・た・て話
【リサイクル余談】
T・R・E・N・D
トレンドを読む!!
K 「便利な世の中になったなぁ」

S

「何をそんなに関心してるんだい?」

K

「いやぁ〜この夏の御中元のことなんですけどね。コンビニから送ったんですよ、私」

S 「そうかぁ。今やコンビニの御中元は本家のデパートが低迷している中で着実に売上を伸ばしているからね」

K

「贈答品を買うならデパートと思い込んでいたので、新鮮でした!」

S

「確かに当初はコンビニには贈り物にふさわしい物がないとか、コンビニで買うと相手に失礼といったイメージがあって、振るわなかったな」

K

「それがなぜそんなに伸びたんです?」

S 「デパートと同等か、それ以上の品揃えができるようになったこと、中にはデパート以上のこだわりを持った商品があること、等だね。これが可能になったのも、店に実物を置く必要のないカタログ販売ならではだ」
K 「そういえば包装紙もコンビニで買ったことがわからないとか、工夫されていたなぁ」
S 「今からの御歳暮シーズン、コンビニがどこまで健闘するか、目が離せないね」

甘味にもこだわり?
「砂糖」が復権!

 食品業界では今、砂糖の人気が高まっている。激しい商品開発競争を繰り広げる飲料メーカー等が甘味料としての砂糖を再評価。「昔ながらの味わい」をうたった商品を相次いで投入している。
 実際、農水省によると、2000年10月から2001年9月までの砂糖の総需要見通しは、前年度比0.9%増の232万2000トン。10年ぶりに前年度実績を上回ることになりそうだ。トウモロコシを原料に低温で甘味を出す「異性化糖」に押されぎみだったのが、ここにきて復権した形だ。
 この背景には、輸入砂糖にかかる調整金が時限措置で引き下げられ、割高感が解消されてきたこと、サトウキビやテンサイから作られる深みのある砂糖の甘味を消費者が再び求めるようになっていること、等があるようだ。
 「日本の食」は飲料だけでなく、調理にも砂糖を使うのが大きな特徴。中食・外食産業でも、野菜や魚の煮付け、酢の物に使われているが、今後は三温糖や黒砂糖ほか、「砂糖の個性」にこだわることも必要かもしれない。



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